だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

愛しのDリーガーたち

すげえ試合してんな。ボックススコアとプレイ・バイ・プレイ眺めただけでは、シュートが悪すぎたのかディフェンスが良すぎたのか、あるいはその両方か、よくわかりません。ファールが少なくてスティールとブロックが多いので(スパーズ13ブロックって)多分ディフェンスは双方とも良かったのではないかと思います。最後のインバウンド・プレイは見事。この試合は生で見てたら面白かっただろうねー。

 ラスベガス第2戦は、アンダーソンとシモンズとフォーブスであらかた点取ってはいおしまいというユタでやってたアレだった模様。全体としてはあまりシュートが入ってないですが、サマーリーグはどこも急造チームなので熟達したチームプレイなどはできないわけで、だいたい毎年どのチームもFG%が40%ぐらいになりがちなので、まあこんなもんかと思います。その中で、2試合ともオフェンスリバウンドがよく取れている、特にラレーンがよく取れてるのはいいところ。しかしながらその後のセカンドチャンスで点が取れないのかな、という印象を受けます。ラレーンは4本FTもらって一つも決められていないのがもったいない。本来7割弱ぐらいは入る選手なんですが。

サマーリーグには2年前のオースティン・スパーズの主力がたくさん出てて、しかも結構活躍しているので嬉しい。アンダーソンとシモンズ、グリズリーズのジャマイカル・グリーン、ウィザーズのジャレル・エディー、ホークスのブライス・コットンなどはDリーグでも突出した選手たちで、あとはNBAで活躍するだけ、という段階でした。この中で2015-2016シーズン最も活躍したのはジャマイカル・グリーンでしょう。怪我人地獄でひどい目にあったグリズリーズでしたが、この中で不幸中の幸いだったのがグリーンの活躍でしたね。怪我の状況がシーズンで一番ひどかったときに、アウェーでフルメンバーのキャブスと戦って倒してのけるというすさまじい試合がありましたが、あの試合はグリーンのバスケットボールIQの高さが攻守両面でビッカビカに光った会心のパフォーマンスで、「ジャマイカルはケヴィン・ラブを超えた!」とKは素晴らしい試合を見て狂喜したものです。グリーンのNBAデビューはスパーズとの10日間契約で、ポポビッチ「ロースターに空きがあれば、今もスパーズのメンバーだったかも知れなかった」などと語っておるのです。本当に良い選手なのです。

エディーはDリーグ時代、通算でFG%よりも3P%が高いという唖然とする数字を残したトンデモシューターで、特に2015-2016シーズンは少ない試合数ながら.525という3P%を残しました。コットンは、今年ドラフト5位のクリス・ダンの前にプロヴィデンス大の1番手PGだった選手で、DリーグNo.1のPGと言っていい選手でした。この二人がいるチームの対戦がありましたが、ふたりとも活躍したようです。特にコットンは、この短い出場時間でこの活躍!お見事です。エディーは次シーズンもウィザーズとギャランティー契約を結んでいますが、コットンはまだ決まっていません。ここで注目されてどこかしかとギャランティー契約まで行ければ嬉しいです。それこそホークスとかどうでしょう、ティーグがいなくなったし、ドラフトでもPG補強しなかったし。選手もボールもよく動くホークスのスタイルには、機動力のあるコットンは合うと思うんですよね。Dリーグで.450超えの3P%を残した非常に優れたシューターでもあるので、3Pをボコボコ打つところにもぴったり。いやあ、いいと思うんだよねえ、コットン、ねえ?(チラチラ)