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だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

あまり上司に欲しくない男、ラリー・バード 他

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あまり上司に欲しくない男、ラリー・バード

スパーズファン的にはジョージ・ヒルというのはもう本当に大きな存在で、2011年のレナード(+バルタンズ)対ヒルのトレードは、今となってはスパーズにとって大成功トレードという評価で間違いないのですが、当時はまさに喧々囂々だったわけです。ファン以上に、選手・コーチが反発してたようにも思います。ヒルというのはとにかく異様に周囲から愛されていた、特にポポヴィッチからは気持ち悪いぐらい好かれていて、例のドラフトの時も最後まで嫌がってたようです。大学スカウト部門の責任者であったジョージ・フェルトンとチップ・イングランドACがレナードの才能を確信して、ビュフォードGMがそれを受けてトレードを計画し、なおもぐずるポポヴィッチに当時ACだったビューデンホルツァーが発破をかけて、それでやっとこさトレードを了承させたというのが実際のところです。「レナードの才能を見つけ出すなんてポポヴィッチすごい!」みたいなことを言う人がたまにいますが、というかこういうことを知らない人の殆どはそう考えていると思いますが、実際はそうではないし、むしろポポヴィッチなら考えもしない、人事の決定権を持っていたら絶対にできないトレードでした。「何でもかんでもポポヴィッチ」ではないのですよ、スパーズは。

そんなことなので、ポポヴィッチがヒルへトレードの通達をする様子は"very emotional"で大変痛ましい様子だった模様。たしかヒルも、ペイサーズ移籍の会見で、地元のインディアナに戻ってこれて嬉しいと言いつつも、スパーズを離れるのは本当に辛いというようなことを言ってたように記憶しています。本当に深い絆があったわけです。ヒルにはペイサーズで大活躍して欲しかったですし、できれば引退までプレイして欲しいと思っていたのです。

と、言うことを前振りとして、今オフのペイサーズ・ジャズ・ホークス間の三角トレードにおけるラリー・バード社長のヒルに対するトレード告知がひでぇ、という話題。あれだけ望んで獲得した、地元出身の功労者に「ユタにトレードしなきゃいけなくなったから」というボイスメール一発とか、いくらなんでもビジネスライクすぎ!直接顔を突き合わせて告知しろとまでは言わないが、せめて普通に電話できんのか……。去年のオフのヒバートに追い出しをかける感じとか、ヴォーゲルをちょっと気に入らなくなったらあっさり切っちゃうあたりとか、Kは正直バードみたいな人が上司だと嫌ですよ……。同じ結果になるとしてももうちょっとやり方ってもんがあると思いますが。ドラフトもうまいし、強いチームを作っているのは確かですから、バードが全体として優秀な組織を作り上げているのは間違いありませんが。

なんにせよ、ヒルには新天地で頑張ってほしいものです。ジャズのGMは元スパーズのアシスタントGMのデニス・リンジーで、ヒルのドラフト指名に尽力した人物。さらにNBAで最もダンディなコーチことクイン・スナイダーも、当時オースティンでHCをしていたのでサマーリーグとかで多分関わりがあるはず。ディフェンシブなかっちりしたプレースタイルも合うと思うし、どうせトレードで出されるにしても特に良いチームに出されたな、と思います。2015-2016シーズンのジャズはまともなPG不在、怪我人続出で最後までプレーオフ争いしたのは見事でした。若手のコアを維持したままで、オフにほとんどノーリスクでヒル、ジョー・ジョンソン、ディアウさんを獲得したのはほんとうに見事。プレイオフの経験がない(ヘイワードだけはあるのか?)若手軍団に百戦錬磨のベテランが加わって、次シーズンは普通にトップ4狙えるんじゃないでしょうか。これで50勝以上で来たら最優秀エグゼクティブ賞はリンジーで決まりだなあ、と思っています。スナイダーとディアウさんのダンディコンビにもうっとりできるし、次シーズンのジャズは大変見どころが多いのだ。

 

スパーズの新アシスタントGMに、前ピストンズアシスタントGMのブライアン・ライトが決定

ショーン・マークスがネッツのGMに、スコット・レイデンがウルヴスのアシスタントGMになって、このポジションがいなくなってしまったところにやってきた。大学スカウトとか、ドラフト業務をずっとしてきた人らしい。ピストンズでは2年の在籍で、その前にマジックで大学スカウト部門の責任者だったみたいで、スタン・ヴァン・ガンディの去就に一致しているので、彼に評価されていたのではないかと思います。ピストンズではスタンリー・ジョンソンの指名で仕事をしたとか。期間が短く最近なのでなんとも評価しづらいですが、今のところハズレ指名ではなかったと思います。

しかし、最近は指名順位が全体的に良いということもありますが、ほとんど毎年ドラフトで当ててるのがすごいぜピストンズ。1巡目指名選手だけでなく、2巡めでもヨナス・イェレブコ、アミール・ジョンソン、クリス・ミドルトンとか選んでるのは立派ですなあ。スパーズはドラフト上手と言われつつも、最近はそこまで当てているわけでもないのであやかりてえです。