だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

スパーズがリヴィオ・ジャン=シャルルと契約

オフィシャルリリース。多分契約するだろうと予想はしていましたが、この間の纏まったリリースの時に名前がなかったので、もう1年スタッシュかなあと思っていたら結局契約したのだった。2013年の1巡目指名ですので、ルーキースケールでのギャランティー契約とみなして良いと思います。4年間で450万ドルでキープできるので大変お安うございます。

この選手はスタッツで見ると全然大したことがなさそうに見えますが、SAENのジェフ・マクドナルド記者の記事によると、スパーズは彼を身体能力の高い4番と見なしていて、主にディフェンス能力とリバウンド能力を高く評価しているようです。一方で得点面ではそれほど期待はしておらず、彼自身も「点を取れるなら取るけど、それが最優先ではない」と答えていますが、控えめな得点数でもFG%はかなり高く、無駄撃ちしない選手であることがうかがえます。スパーズが設定したオフェンス面での目先の目標は、17ftぐらいの距離までジャンプショットの距離を伸ばすことだそうで、時間をかけて堅実に育成していく模様です。また、彼が所属していたASVELというチームはパーカーがオーナーをしていて、チームのプレー方針はスパーズのそれを踏襲しているとのことで、適応は早そうです。

今のところギャランティー契約をしているのは、

  • PG:パーカー、ミルズ、マレー
  • SG:グリーン、ジノビリ
  • SF:レナード、シモンズ、バルタンズ
  • PF:オルドリッジ、アンダーソン、ジャン=シャルル
  • C:ガソル、デッドモン

で13人となります。ポジションはKが適当に割り振ったのであてにしないでね。シモンズはSGにも割り振れるというかナチュラルポジションはSGでしょうし、アンダーソンとバルタンズはSFでもPFでもやれるので流動的です。まあ、そもそも伝統的な5分類ではなくガード・ウィング・ビッグマンという3分類で分ける考え方も最近は多いし、こういう割り振りにあまり大きな意味は無いともいえますが。以前書いたように、多分15人全部は埋めないと思うので、またSGはマレーとシモンズがスライドしうるのでガードはこれ以上増やす必要が無いので、14人目に入りうるのはCだと思います。ガソルはスケジュールがキツイ時はどんどん休ませるでしょうから、またPFのベンチはCも兼ねられるだけのサイズとあたりの強さを持った選手がいないので(というかPFとしても、当たりの強さという点では優れているとはいえない)、やっぱりここはサイズのある選手が必要だと思います。なんかデビッド・リーがベテランミニマムで来るかもみたいな話をどこかで見た気がするんですけど、どうなんですかね。

それにしても若返った……。30過ぎの選手って、パーカー、ジノビリ、オルドリッジ、ガソルの4人しかいないよ。実際はNBA全体で見て若くもないんだろうけど、前シーズンと比べるとものすごい若造軍団に見える。こんなに若いんじゃ経験不足に違いないので、やっぱりボナーさんが必要だなあとおもいました(病気)。

Livio Jean-Charlesカタカナ表記問題

と言っても実はこれはあんまり問題でもない。Jean-Charlesは日本語でカタカナ表記する際は「ジャン=シャルル」で慣例化しているみたいだから。そうと分かったらKは黙って従いますです。ただ、Jean-Charlesはドラフトではカナ表記するなら「ジャン=チャールズ」になるような呼び方をされてたりする。Jeanは英語であれば「ジーン」に近い発声になるので、ちょっとあべこべ感があります(「ジーンズ」の「ジーン」ですわな)。Kが大学でドイツ語を習った時に講師の人が、「Volkswagen」を「フォルクスワーゲン」というのは変、wagenはドイツ語なら「ヴァーゲン」だし、Volksは英語なら「ヴォルクス」、だから「フォルクスヴァーゲン」ないし「ヴォルクスワーゲン」のどっちかにした方がいい、という話をしていたのを思い出す。とはいっても、Jean-Charlesを北米では「ジャン=チャールズ」に近い発声で呼ぶのが慣例になっているのかもしれないから、向こうの人からしたら変ではないのかもしれない。Kは別に英語ネイティブでもないしそもそも日本人として特段英語力が高いわけでもないので、そういったことは結局わからないのだ。

アメリカ生まれのアメリカ人の名前をどう発声するかアメリカ人でもわからない、ということもよくあるし、外国語の名前をさてどう発声しようかと向こうの実況の人が困っているのもよくある光景と言えるし、それを「英語の発声に習うべきか、原語の発声に習うべきか、そもそも原語はどういう発声なのか」などと考えながら、言語的に遠く離れた日本語・カタカナへの直し方でウンウン悩むというのもかなり滑稽な様子ではある。ローマ字でそのまま書いちゃうのが一番楽だが、なんかそれもスカした感じがして嫌なので、Kはなるべくカナ表記にしたいのですが、まあ、めんどくさい。ブログでも始めないと気づかないですね、こういうこと。個人的には、NBA.comの日本語版あたりが妥当な表記を早めに作って、それを権威としてさあ従えというのが、下々の者の感覚としては楽でいいです。

ちなみに、Dejounte MurrayのMurrayは「マーリー」と書いていましたが、NBA.comはじめ「マレー」と表記するのが慣例化していることに最近気づいたのでそれに従います。mur-reeと説明しているところもあれば、mariと説明しているところもある。テニスプレーヤーのアンディ・マリーと同じですな。どういう表記が一般的か全然調べずに、実況の呼び方になるべく近い音をカナであてようとしていたので「マーリー」と書いてました。

Davis Bertansは正直全く分からん!別々の動画を見るたびにDavisはダーヴィスだったりデイヴィスだったり、Bertansはベルターンズだったりベルタンズだったりバルターンズだったりバルタンズだったり色々呼ばれててどうしたもんか。NBA.comでも表記がまだ出てないし、検索してみてもあちこちバラバラで困った(Kも一役買ってるだろうが)。早く適当なのに固まって欲しいです。ちなみにこないだのサマーリーグで唯一出た試合では、手前の実況が「デイヴィス・バルタンズ」に近い呼び方で、会場のアナウンスが「ダーヴィス・バルターンズ」に近い呼び方だったので、もうこうなるとKはお手上げなのだった。