だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

デリック・ローズ、あとイー・ジャンリャン

デリック・ローズってやっぱすげーわ

先だってなんかの拍子にYoutubeNBA公式チャンネルのデリック・ローズTOP10プレー集を目にしたのですが、なんとすさまじい身体能力か、とこの選手の凄さを再認識した次第です。

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 さらにケガ前までは最高の選手だったというタイトルのプレー集があって、11分ある動画ですが、もうずっと見ていられます。

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この猛スピードでドライブして、しかもガンガン方向を変えまくってたらそら怪我するわ、とも思いますな。選手生命の削れる音が聞こえそうなプレーぶりでドキドキします。2010-2011シーズンに優勝できなかったのがほんとうに残念。今になってみるとあの年だけがチャンスだったんだよなあ。

とは言ってもまだまだ「終わった選手」とはいえないわけで、復活の可能性はニックスでまだありうると思っています。前シーズンも怪我に泣かされ続けていましたが、ほんとうの意味で万全な状態で1シーズン過ごした時に彼がどれほどのものを見せられるか、ケガ前の身体能力は戻らないとしても、技術的な向上を含めて実はまだNBA最高レベルのプレーヤーで在り続けているかもしれません。Kはまだローズに期待しておりますよ。ニックス(とレイカーズ)が頑張らないとやっぱり盛り上がらないしね。

イー・ジャンリャンがレイカーズと契約

オフィシャルリリース。オリンピックでたいそう活躍していたみたいで、それがあってのNBA復帰でしょうか。

さて、このリリースではイーの年齢を28-year-oldと記載していますが、これは公式には彼の生年月日が1987年10月27日とされていてそれに従っているからですが、彼の本当の生年月日が1984年10月27日であることはドラフト後に資料に基づいて立証されています。NBAドラフトにおいて、若さ=ポテンシャルであって、歳が若いほど上位指名されやすいことはNBAファンなら誰でも知っていることです。イーは公式には19歳でドラフトにかかったわけですが実際には22歳だったわけで、この年齢でも6番目で指名を受けられたかというと極めて難しいのではないでしょうか。1巡目指名は指名順位で年俸が決まってしまうため、年齢を偽ることはこの点でも非常に問題があります。この問題はイーだけで収まる話ではなく、今年のドラフトで9年ぶりにドラフト指名された中国人選手となったジョウ・チーは当初は1巡目指名が予想されていたものの、直近までに評価を下げて結局43位で指名されましたが、彼に対するマイナス評価として、「年齢が正しいか疑問」というものもありました。イーのあと中国人選手のNBA進出が進まなかった背景として、年齢をごまかす、契約で揉める、その上プレーが期待値に全く届かないといった実績を作ってしまったイーの責任というのはあるでしょう。後輩の期待利益をイーが食いつぶしてしまったと言い換えることもできます。

(16:30追記 / ジョウ・チーの年齢問題について事実に基づいて検証しているブログが有りました。この記事での結論は「彼が主張している年齢よりも本当は2歳以上年齢が上だ、という類の話は十分排除できる。しかし2歳以内で年齢をごまかしている可能性は排除できない」というものです。ざっと読んだところ、この選手に関しては年齢詐称はないのではないかとKは思いました)

そういうわけですので、イーは自分が作ってしまった問題を清算せねばならない、そのために第一にプレーで自分と中国人選手の価値を示さねばならない、とKは思います。この機会を逃せば多分もう次はないので、名誉挽回(イーにとっても、中国バスケットボール界にとっても)の活躍を期待したいところです。