だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

最近の試合の感想

えー、あのー、なんでしたっけ、あのー……あー、す、す、……ス……スパーズ、そうスパーズね!スパーズ!このブログはだいたいスパーズのことを書くんでしたね!スパーズ!……えー、スパーズ、あー……スパーズ……えー……あのー、あー…………か、書くことない……。

なんですか、レギュラーシーズンがいざ始まってみると特にこれと言って感想も出てこないんですね!普通に試合して普通に勝ったり負けたりしてるぐらいで、まあこんなもんでしょう、意外と負けてないね、ぐらいのもんでございます。去年が良すぎたというのはありますが、例年に比べたら結果としては出足はいい方でしょう。はっきり言って内容的には良いとは言えないので、よくまあこれで勝ち続けられるなあ、という感じです。

オフェンスに関しては、序盤はとにかくレナードとミルズの二人が当たりまくってて、この二人に助けられて勝ててた面が強く、片方ないし両方が止まると試合を落とすという感じでした。一方で5連勝中の今は全試合でレナード、オルドリッジ、ガソルの3人が二桁得点を続けていて、レナード一人で30点という試合はなくなってきました。レナードのUSG%も下がってきていて、5試合で30%を超えたのがヒート戦のみで、オフェンスが上手く分散されてきている、ボールがよく回るようになってきているということは言えるでしょう。開幕戦から第8戦までの1試合あたりパス本数が309.1ポゼッション数が96.13なのでポゼッションあたりのパス本数が3.22本、対してここ5試合の1試合あたりのパス本数が329.2ポゼッション数が94.62なのでポゼッションあたりのパス本数が3.48、ボールが動いているというのはデータからも言えます(1試合あたりポゼッション数はNBA.comとBBRでかなりズレがあるので注意。BBRのほうが少なく出ます)。パーカーが復調してきたこと、グリーンの復帰でスペースを作りやすくなったこと、ガソルがフィットしてきてオフェンスの選択肢が増えるとともにフロアをストレッチする能力が上がって周りがプレーしやすくなったことなどが要因でしょうか。レイカーズ戦のオフェンスが良かったことについて、オルドリッジは「パーカーのおかげでボールムーブが良くなった」と言っています。オフェンスにおいて特定のプレーヤーに依存しないということは基本的に良いことです。特定のプレーヤーの調子に結果が左右されにくくなるので、安定した勝ち方ができるようになります。レナード頼みの場面が最近まで多すぎました。2nd Unitはミルズとジノビリを同時に使えれば自然によく動くようになるので、1st Unitが怪我なく全員揃ってチームワークが良くなってくればこちらも良くなってくるでしょう。オフェンスに関しては着実に改善傾向にあると言っていいと思います。

ディフェンスについて、現在DRtgが104.5で11位ですが、3位以内にいるのが普通のチームですのでこれは悪すぎる。よく勝ててるなあと思うのはこの部分。これについては、ダンカン不在の影響というのは簡単ですが、本当にそうなのかは論証が難しいところです。スタッツを眺めても、インサイドが弱いとかペリメーターが弱いとか、あまり簡単にこうと言えるわけではありません。全体的に弱い、という他ないなあという感想です。インサイドに強力なディフェンダーがいれば相手チームは外から攻めざるを得なくなりますし、そうとわかればペリメーターでしっかり守ることに集中できるわけで、そうなればチーム全体のペリメーターでのディフェンス力が向上する、という感じでディフェンスは組織的かつ有機的なものなので、どこが良くなくて全体にどういう影響を与えているかということをスタッツベースで分析するのはやや難しいです。実際のプレーの観察から語るしかないですが、Kは素人のファンなのでそれをしっかりとやるだけの能力はありません。Project Spursは、インサイドよりも外のディフェンスが悪い、ピックアンドロールとポストアップへのディフェンスが悪いってなことを、NBA.comのトラッキングデータに基づいて書いている。これはそのとおりでしょうね。ピックアンドロールに対するディフェンスが悪いと言うのは、今のところ負けた3試合全部に言えることでしょう。

 えー、でまあスパーズとあまり関係ない話ですが、このあいだのレイカーズ戦見てあらためて思ったんですが、ルー・ウィリアムスはタフショット打たないと死ぬ病気にでもかかってるんでしょうか。ウォリアーズを倒した時の試合も、よくやったぞ〜うひひ、とか思ってみたんですけど、ボールを持ったら離さない、何を考えているのかさっぱりわからないタフショットの連発で心臓に悪かったです。入っているうちは良いんですが、入らないと一人でチームを負けさせかねないプレーぶりで怖いっす。毎試合これを見ないといけないレイカーズファンは大変だなあ、と思いました。よそのチームのファン目線で見る分にはジェットコースターみたいで面白いですけど。ルーク・ウォルトンはチームバスケットのチームでACをして、まあたぶんレイカーズでチームバスケットをしようとしていると思うんですが、考えがあってウィリアムスにああいうプレーをさせているのでしょう。結果として今のところはかなり良く入っているので、良いんじゃないでしょうか。今シーズンのレイカーズは1st Unitと2nd Unitであまり実力差がなくてmpgが30分超えている選手がいなくて20分超えの選手が9人と大胆にプレータイムを分散してて、昨シーズンまでとはまたえらい変わりようですが、良いチームになっていっているようで何よりです。点はかなり取れるもののディフェンスがスカスカで、そのへんが今後の課題でしょうか。

おわり。