だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

NBAとNBPAが新CBAに正式合意

NBAのアナウンス及びNBPAのアナウンスCBAの全文。今年の7月1日から適用されます。さすがにこれを全部読もうという気にはなりませんが、NBAが重要な変更について要約を作っているので、まあこれぐらいならなんとか。ざっと読んだ感じでは、前に書いた印象と変わらず、一部のトッププレーヤーと新人などの一番下の方のプレーヤーに恩恵のある新CBAという印象です。NBAの中間層には特別な利益はないように思います。こういう層に対してはサラリーキャップの拡大かBRIの取り分の拡大でしか恩恵はないわけですが、それもないのでややわりをくっている形です。

先に出た報道で触れられていない点で目を引くのが、ロースターの最少人数が13人から14人に増えること、もし2017-2018シーズン開幕時にリーグ平均が14.5人に満たないときは最少人数が15人に引き上げられることです。現状13人でロースターを構成しているチームというのは多分ないと思いますし大体のチームは15人で開幕を迎えていると思いますが、Dリーグプレーヤーとの相互契約でロースターを17人にまで拡大できることも含めて、リーグ全体のプレーヤーの数をもっと増やしたいという意図(NBPAとNBAのどちらの?)を感じます。アクティブロースター(試合に出れるプレーヤーの数)は従前と同じ12ないし13人、ベンチにおく最小人数は8人なので(原文 p.382)、DリーグへのアサインのしやすさやDNP-RESTのしやすさはこれまでと同程度でしょう。

2011年のものとそれほど大きな変更がない新CBAだと思います。