だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

シーズン半分終わる

スパーズ、ディフェンスがスカスカなので今シーズンは半分勝てないだろうと思っていましたが、だいぶ予想外に勝ち越している。12月に入るまではまあ本当に酷いものでしたが、12月に入ってからは明らかにディフェンスが良くなっている、12月以降現在まででDRtgはリーグ8位で、序盤のひどすぎるディフェンスからは格段に良くなっているといえます。また、12月以降と言っても、転換点は明らかに12月9日のジャズ戦で、この日以降現在までのDRtgはリーグ1位となっています。これ以前の試合は勝っても負けてもDRtgは非常に悪い。このジャズ戦からの明確な変化は、デリック・ホワイトがスターターにほぼ固定されたことです。別にホワイト一人でディフェンスしているわけではないですが、チーム全体のディフェンススキームの改善、ケミストリーの向上に中心にいるとは思います。カニンガムやバルタンズよりもホワイトのほうが機能するというのは少し驚きですが。ここ何試合かはシューティングも異常なほど好調で、5割切っていたTS%もあっという間に.556でリーグ平均まで改善しており、今はチームで一番信頼できる選手でしょうね。我慢して使えば必ず良くなるからもっとちゃんと使ってほしいな、とは思っていましたが、ここまで良くなるとは流石に思わなかったです。

あと、このチームはオルドリッジの調子次第だなあと思います。デローザンの良し悪しで結果が動くという印象はあまりありませんが、オルドリッジの出来で結果が左右される印象は強く、序盤の悪さと12月以降の良さはオルドリッジの調子に連動しているような気がします。昨シーズンはほぼオルドリッジ依存状態で、ポストアップから展開するしかない場面も多かったという意味でオルドリッジ次第という感じでしたが、今季は球離れも良く、チーム全体でボールとプレーヤーがよく動く中でよく機能しており、本当の意味でやっとスパーズらしい選手になったかなあと思います。

今はボールがよく動いてシェアできているのが良いところです。序盤はとにかくデローザンからという感じでしたが、今はボールをちらしてどこからでもという点のとり方で、2014年以降で一番2013-2014シーズンのオフェンスに近い雰囲気になってきていると思います。ORtgも12月以降リーグ1位ですが、攻守両面でプレーの内容が抜群ですね。オフェンスはブレがありますが、ディフェンスはそれほど大きくブレないので、ディフェンスの質が大幅に改善したことで今後は安定して勝ちを伸ばせるのではないかと思います。西はプレーオフ争いが熾烈ですが、41試合中ホームで22試合しているので多少割り引く必要があるとしても、その中でスパーズはまず大丈夫ではないでしょうか。4位ぐらいまではあるかな、という認識です。

今の順位表では西は4位から7位まで0.5ゲーム差、3位から7位でも1.5ゲーム差でこのあたりはどう動いてもおかしくない。8位レイカーズレブロン復帰次第でだいぶ変わるでしょう。8位と9位以降に少し差が出てきたとはいえ、実際の勝率よりも得失点差のほうがチームの力を反映するというのもあるので、レイカーズブレイザーズあたりがジャズと交代で下に落ちる可能性は長期的には高いと思います。キングスは一時よく勝ってプレーオフ出場なるかというところでしたが、質に見合ってない勝率で、多分続かないでズルズル順位を落としていくと思います。同じ勝率でキングス・ウルブズ・ジャズが並んでいますが、上がるとしたらジャズでしょう。ジャズは対戦相手がきつい中で得失点差は大幅にプラスで、長期的には勝ち上がってくると思います。怪我だけが怖い。ペリカンズも得失点差はいいですが、おそらくジャズよりはスケジュールが楽な中で勝ててないので、実力は一段落ちるのではないでしょうか。

東はよくわかりませんが、やはり得失点差で見るに、ラプターズは順位を落としてペイサーズセルティックスが上げてくるかな、という印象です。6位以降はひどすぎてマジで東大丈夫なのこれという感じです。NPBセ・リーグパ・リーグの実力差よりも深刻では。なんとかネッツにプレーオフ出てほしい、という気持ちがありつつも、せっかくドラフト指名権が復活したんだから下に転がってほしい、という気持ちもあり。東8位だと15位指名権だけど、東9位だと8-10位ぐらいの指名権になってしまうのでかなり違う。あとブロッサムゲームがキャブスで結構頑張ってて嬉しいです。なんとか契約に繋げられればいいんですが。