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だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

スパーズのラスベガス・サマーリーグのロースター

がアナウンスされました。注目点としてはドラフト&スタッシュされた選手がどれ位出場するか、ということでしょう。

スパーズは今オフにガソル兄を獲得したものの、キャップスペースを確保するためにディアウさんをジャズに放出、ウェストはベテランミニマムでGSWへ、マリアノビッチがピストンズの出した3年2100万ドルのオファーシートにサインし(ディアウさんの年俸700万ドルを払えないくらいなので当然これにはマッチしないだろう。てかまたピストンズかよ!ベインズいるからいいだろうがよ!)、ダンカンは引退の目が強い、ということで一気にインサイドが4人抜け、かつサラリーキャップに余裕が無いため、ルーキーミニマム・ルーキースケールをうまく活用して安上がりで有意義な補強をしなくてはならない状況にあります。シモンズをSFの二番手にし、アンダーソンをPFの二番手にスライドさせ、新契約のデッドモンをCの二番手に、というのが現在考えられる合理的な配置でしょう。

ロスターの三番手をどう埋めるか、というのがここからの問題です。PGはマーリーがいるので問題なし。契約がほぼ確実視されているバルタンズがSFないしPFの三番手、まだ確証が持たれていないものの加入の話があるジャン=シャルルがSFないしPFの三番手というのが今のところ最も可能性が高いと思われます。ドラフト&スタッシュされている選手の中で、バルタンズとジャン=シャルルがこのラスベガス・サマーリーグのロースターに入っていることはある程度の傍証となるものです。基本的に15人をシーズンの最初から全部埋めるということはあまりしないチームなので(10日間契約を使いやすくなるので)、SGに関してはあえて埋めないというのも十分考えられます。そうすることでコンボガードであるマーリーのNBAでの活用機械を増やせますし、ジノビリを休ませるときはシモンズをSGにスライドし、SFアンダーソンPFジャン=シャルル、もしくはSFバルタンズPFアンダーソンという回し方もできます。

問題なのはCでしょう。ガソル兄ももうそれなりに歳なので、スパーズはそれなりに休ませてくるはずです。この時に控えCを誰がやれるのか。スモールラインナップであれば、現在サマーリーグで試しているようにアンダーソンをCで使うというのも十分ありえますし(しかしほんとうに便利な選手だな)、高い身体能力と長い腕を持ちディフェンス力があるジャン=シャルルをCにするというのも効果的でしょう。でも、スモールラインナップでないならばどうするか。

ここで思い出されるのが去年のドラフト1巡目指名のニコラ・ミルチノフ。彼はオリンピック予選に臨むセルビア代表を辞退して、スパーズのサマーリーグ参加のつもりらしい、という話がありましたが、今回発表されたロースターに名前はありません。去年のドラフト後にオリンピアコスとバイアウト条項付きの3年契約を結んでいますし、スパーズは基本的にドラフト&スタッシュした選手をバイアウトしたがりませんので、彼が加入するのは2018-2019シーズンからというのが通常だとは思っていました。が、今年は状況が状況なので、またサマーリーグ参加の噂があったので、もしかしたらミルチノフ加入もあるのかも、という感じがあったのですが、サマーリーグ不参加となるとそれはほとんどなさそうです。

となると、もうこれはほぼ、スパーズの真のレジェンド、サンアントニオの生きるトーテムポール、マンバ族最強の男、サンドイッチハンター兼レッドロケットの我らがマット・ボナーさんが三番手のCという理解で当たりではないだろうか?なんかまだ現役でやりたいと言いつつ、NBPAのコーチングの講習やら放送関係の講習やらフロント業務の講習やらを受けて、引退後の生活に向けて殊勝な態度を示しているらしいボナーさんですが、やっぱりボナーさんがいたほうが面白おかしいのでもうちょいいて欲しいのだ。iPhone6の画面がでかくなったせいで腱鞘炎になって調子を落としたと主張していた(もちろんジョークです)ボナーさんも、2015-2016シーズンは出れば高確率でボコボコ決めていたのだ。ダンク一発で会場に優しい笑いを巻き起こすNBAで唯一の男・ボナーさんを、Kはもう1シーズンぐらい見たいのです。ま、冷静に考えるとやや厳しい話ですけどね……。

なお、去年2巡目指名のキャディ・ラレーンもCですが、彼は来年以降だと思います。ドラフト&スタッシュのいいところは、NBAで即戦力として十分プレーできる水準まで育成が仕上がってから契約できる=育成にお金とロースター枠を消費せずに済む=安い年俸で比較的長い契約期間で最初からフル活用できるところです。ラレーンはもう1年でしょう。ドラフトでの彼の指名理由は、スパーズの育成思想の独特かつ極端な面が強く出ていて大変面白いのです。今年のマーリーの指名とも共通する部分が多いので、これについてもまた後で書こう。

移籍の話題

ディアウさんのトレードに関するオフィシャルのリリースが出てた。ジャズは去年ドラフトしてスタッシュしてたオリヴィエ・ハンラン(で読みはいいのかな?ケベック州出身なのでフランス語読みなのでしょう)に加え、2022年の2巡目指名権を出すらしい。昔藤井寺球場に「近鉄負けても梨田はダンディ」という落書きがあったらしいが、ディアウさんを見てるとなんかそのエピソードを思い出してしまうのだ。NBAで一番「ダンディ」という言葉が似合う男、ディアウさんよ永遠なれ。

ドウェイン・デッドモンという選手のことは正直に言って全く認識していなかったのですが、スタッツやらハイライトやらを見てみるとかなりの掘り出し物のように思える。7フッターでこれほどの身体能力があるのは素晴らしい。

さて、ダンカンの去就がどうも今週末ぐらいには出るのでは、という話もあったような気がするが、どうなるか……。引退の可能性のほうがだいぶ高いとも言われているので、きっとそうなのだろう、という認識でいます。