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だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

スパーズがラマーカス・オルドリッジをトレードするかもという噂

NBA スパーズ ラマーカス・オルドリッジ

日本時間の今日、スパーズが公開の練習試合を行いましたが(Facebookの公式アカウントで見れます)、ちょうどその日にこんな話が出てきました。この手の話はいちいち取り上げたくないのだけれど、それなりに話題になっているみたいだから少し触れよう。

まず、ESPNのザック・ロウが12日に半ば放言めいた予想として「オルドリッジがトレードの材料に上がるかもね」みたいなことを言っているけど、あくまでもこれはロウの個人的な予想でしかなく、一定以上確かなインサイダーの情報に基づいたものではないから、今回の噂を補強する根拠としては無意味なものでしょう。

で、今回の噂に火がついて煙が立ったのは、ESPNのジャッキー・マクミューランがCSNNEで「オルドリッジがトレードされるかも」という話をしたことが発端です。彼女はインサイダー情報に通じていると考えられていますし、オルドリッジはスパーズにフィットしていないと考えるライターも多いため、この話が現実味があるものと認識されているようです。ボールシェアを重視するチームオフェンスのスタイルや、オフェンスのファーストオプションがレナードでオルドリッジは2番めであること、プレータイムを30分程度に制限されていることが不満なのではないかとみなされやすい、彼のブレイザーズ時代のプレースタイルから考えるとそう推測しやすいこともあります。1試合あたりのスタッツが落ちていることもその推測に「確からしさ」を与えるでしょう。しかしながら、昨シーズンは開幕から一貫して成績を上げ続けていて、特に2月以降はチーム内で完全にフィットするポジションを探し当てたと言えるようなプレー内容であったことは、月ごとのスタッツから見ても明らかです(1試合あたりではなく36分あたりのスタッツに直しています)。彼自身もオールスターブレイクの後まで快適なゾーンが見つけられなかったと発言していますし、その後の成績、特にプレーオフでかなり良いプレーをしていたことは事実です。オルドリッジがスパーズでのプレーに不満や不安があってそれを漏らしたのだとしてもそれ以前の話であって今の話ではないのではないか、と思います。リンクしたESPNのマイケル・ライト記者の記事でのオルドリッジの発言を読む限り、次シーズンに向けてのオルドリッジの自信とモチベーションは高いと見るべきでしょう。

SAENの取材に対してスパーズのインサイダーは「そんな話はどこのチームともしてないよ」と一蹴しています。一方でリーグのインサイダーの語るところによると「オルドリッジの適切なトレード話の持ちかけに対してスパーズはオープン」という情報もあります。まあ、後者の点については、仮にこれが本当でも、「うちはどんなことに対してもオープンだよ、話し聞くだけなら聞くよ」とビュフォードGMが前になんかの記事で発言していたので、このことがトレード話の信ぴょう性を高める要素にはならないと思います。もちろん、トレードの可能性を否定する要素にもなりません。

この件に関してSAENのジェフ・マクドナルド記者とジャバリ・ヤング記者が良い記事を書いているので、ひとまずはこれを読んでおくのがいいでしょう。この記事書かれているように、メディアに出る限りの話では、オルドリッジは一貫してスパーズでプレーすることに対してポジティブな発言をしていましたし、スパーズはレナードのチームだともいっていました。ポポヴィッチは「我々はオルドリッジと一緒にゆっくり前に進んでいく」と発言しています。スパーズのトップ二人は一貫してオルドリッジのプレーに満足していると言い続けていました。ここまで挙げた情報を前提とすると、少なくとも表面的にはスパーズがオルドリッジを放出する理由はないように思われます。

しかしながら、とにかくこのチームは言わなくていいことは外部には絶対に言わない、何か起こるにしてもすべてが水面下で誰にも察知できないように事を運ぶところがありますので、実際どうなのかは誰にもわからないと言わざるを得ません。オルドリッジが放出されないという確証を持てるだけの根拠も、それがなされるという根拠も、スパーズは一切提供しないわけです。レナードとヒルのトレードの時も、2チーム間のみで情報が行き来し、レナードを重点的にスカウティングしている素振りも見せず、レナードの代理人ですらその兆候を一切感じなかったほど情報を漏らさない。事が起こるときは、ある日突然前触れもなく起こるでしょう。そんなチームだから、ああかもこうかもどうなんだろと確度の低い噂話に気を揉んでも全く意味がありません。100%噂を否定出来るだけの根拠がない限りはこういう話題は出続けるでしょうから、SAENの記事タイトルにあるように、肯定も否定もできないこういう噂話にたいしてはただ慣れるのみでしょう。