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だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

スパーズが勝ってメシがうまい

ンマーーーーイ!!!!

試合は仕事終わってから出ないと見れないため、結果がわかったうえで見るのが基本なので「ほお、ここでこうだったのか」とかそういう比較的さめた態度で見てるのですが(嫌な視聴者だ)、シーズン初戦、しかもウォリアーズ相手の圧勝にはさすがにウキウキでございやす。昨日寝る前に布団の中で45点差で圧勝する姿をシミュレーションしながら眠りについた甲斐があったってもんです。うひひ。ちなみにそのシミュレーションでは、アンダーソンが3Pを3本決めて20点取る予定もとい妄想だったのですが、現実にはシモンズが3Pを3本決めて20点とったのであった。

勝利の要因は「ベンチの差」と「インサイドの差」ということになるだろうか。今更ドラフトークでウォリアーズの指名に触れた際「今年のウォリアーズは前シーズンよりも選手層が薄くなって弱くなってる」「Cは現段階でかなり薄い」「クリッパーズが抱えている問題と同じ問題(ベンチがスカスカで、スターター陣が稼いだリードをベンチが食い潰す結果、スターター陣を引っ張らざる得なくなって消耗する)を抱え、前シーズンよりもさらに消耗してポストシーズンを戦うハメになる」とかテキトーに書きましたが、なんか全部当たりそう。やだこわい。

ゲームチャートを眺めてみるとベンチの得点が54対16、FG%が.488対.333とあまりにあんまりな差。29点差のこの試合、文字通りベンチの質が結果を分けたと言えます。おっきなメディアのアナリストですら、勝敗や順位はスターターの質の差で決まると思ってそこしか分析してない人が多くて呆れますが、シーズンはロースターに登録された15人で戦うものであってスターター5人で戦うものではないですからね。

更にペイントでの得点は50対48でそれほど違わないものの、セカンドチャンスポイントが26対4と差が大きい。両チーム似たようなFG%なのにリバウンド数が55対34、スパーズがオフェンス時のリバウンドはスパーズのOREB21対ウォリアーズのDREB27で、スパーズのOREB%が.438でウォリアーズのDREB%が.563。対して、ウォリアーズのオフェンス時のリバウンドはスパーズのDREB34対ウォリアーズのOREB8で、スパーズのDREB%が.810でウォリアーズのOREB%が.190。リバウンドで完全に圧倒したことも大きな差がついた要因でしょう。オルドリッジ、デッドモン、リーらがビッグマンらしい仕事を見事にこなした一方、ウォリアーズはドレイモンド・グリーン以外がリバウンドで全く仕事をさせてもらえなかったと言えます。スパーズはOREBに対しては基本的に積極的でなく、OREBに人を割くよりもさっさと戻ってディフェンスを万全にやれという方針(一方でDREBに対しては、速攻狙いで前に走らせるよりも4,5人がかりで確実に取るという方針)だと思いますが、この試合はよく取れてました。特に後半。スパーズのリバウンドがいいという以上に、ウォリアーズのリバウンドが悪すぎるというべきか。ウォリアーズは去年もインサイドが盤石なジャズ相手にかなり苦しんでいましたが、ディフェンスではインサイドをしっかり固めでオフェンスリバウンドをとらせない、オフェンスではドライブを多用してインサイドを徹底的についていく、オフェンスリバウンドも積極的にとりにいく、というのが目先はウォリアーズ攻略法として有効でしょうか。

で、実際試合を見た印象としては、やっぱりシモンズが目立ってたかなあ、という感じ。もともとプレーが派手なのでいいプレーが目立ちやすい選手ではありますが、前半シュート6本で全部成功というのはやっぱりすごい。特にブザービーターの3Pはかなり大きかったと思います。あとカリーのファストブレークをブロックしたプレーとか。ラストプレーでNBAの珍プレー王ことジャベール・マギーにポスタライズダンクをかましたところも良かったっすね。後ろでオルドリッジがちょけてたのも良かった。たのしそう。NBAが公式のハイライトを作ってます(ちょけてるオルドリッジは映ってません)。

あとフリースロー15本全部決めてキャリアハイの35点も取りやがったレナードは、去年よりもさらにボールハンドラーとしてプレーする局面が増えててまだ進化している。「アイスマン精子とボウエンの精子から生まれたスパーズ妖怪」とKは勝手に言いふらしているのですけれど、今度はジノビリ感まで出してきた。こわい。スパーズ大妖怪になってきている。3Pが入らなかったのとフリースローが多かったので35点も決めている印象がなかったのですが、32分のプレーで35得点3アシスト5スティールって普通にどうかしている。レナードはスコアリング能力が文句なく高い一方でUsage%が25%程度とチームのエース格としてはボールを持つ回数や時間が少ない選手だったのですが、この試合では36%もいってました。難しい相手だったので余分にレナード中心のオフェンスにしたという面もあるでしょうが、今シーズンはパーカーの持つ時間を減らしてレナードのUsage%が30%を超えるようになるかもなあ、と思いました。あとシューティングファールをもらうのがうまい。いまリンクしたBBRのFTr(Free Throw Attempt Rate)という項目を見ると去年は3割程度で通算は3割切っていますが、これは比率としては少ないのです。レブロンデュラントは通算で4割を超えています。フリースローを貰って決める能力は得点力を高めるために極めて重要で(ただし、シューターはオープンで3Pを打つのが仕事なので自然とコンタクトプレーが減ってFTrは下がります)、去年のレナードで物足りない部分があるとしたらこの部分だったのですが、今年はフリースローでの得点力が上がってるかもしれません。この辺もジノビリ感出てきてる。こわいこわい。

(10/27 19:30 追記:SAENのジェフ・マクドナルド記者によると、レナードはフリースローを稼げないことが課題だと思っていたらしく、オフの間マッチアップ相手がどう自分をディフェンスしているか(ディフェンダーの手の位置!)を映像で分析して、コンタクトをもらう方法を研究していたそうです。)

オルドリッジに関しても文句なし。オフェンスリバウンドを8本もとって、ディフェンスでもしっかり締まったプレーをしてくれたし、去年レギュラーシーズンで1本も決まらなかった3Pを早速一発決めてくれたのも良かった。ポストシーズンでやっと入った時は大喜びしてたもんね。1本入れば今後は気負わずに打てるようになるのではないでしょうか。ESPNのマイケル・ライト記者の記事によると、オルドリッジは今シーズン3Pをより多くうつことを求められているそうなので、これは自信になるのではないかな。ブレイザーズでも長年着実にシューティングレンジを広げ続けていたので、1年の定着期間をおいて、今シーズンはオルドリッジの能力が真に発揮されるシーズンになりそうな感じがします。

総合して、今日は基本全員良かったですね。スパーズのボールムーブとインサイドへのドライブ、サイズの優位を活かしたオフェンスにウォリアーズは対応できてない印象でした。

一方でウォリアーズのスピードとボールムーブにスパーズが対応できていたかというと必ずしもそうとは言えないと思います。例の4人がいる間はウォリアーズのオフェンスは文句なしに良かったと思います。しかし4人が揃ってない時は機能しなくなるな、というのがKの印象です。前半はむしろよくボールが動いていて、なかなか入らないものの内容のあるオフェンスだったと思いますが、リードを広げられるにつけカリーとデュラントの個人技頼みになっていった印象です。NBAで一番ベンチが厚いスパーズとかなり薄いウォリアーズでベンチのぶつけあいになったら断然スパーズに分があるなとは思ってましたが、ここまでウォリアーズのベンチがひどいとは思いませんでした。ウォリアーズのクリッパーズ化待ったなしやで。

以上でーす。