だいたいNBA

Kだよ。だいたいNBAのことを書くのです。だいたいスパーズのことを書くのです。

ジサカーのサガ

ジサカー(PCを自分でパーツから組み上げることに無常の喜びを感じてブヒュブヒュ呻いている気持ち悪いオタクのこと。カルト宗教臭いマカーのほうが自分より気持ち悪いと思っている)の義務として、新しくPCを組んだら、構成を列挙して、どういう狙いでこういう構成にしたかについての独り言を言うという儀式をすることになっています。だからKもするよ。

  • CPU : Intel Core i3-6100T (11535yen)
  • MB : ASUS H110M-A/M.2 (6169yen)
  • MEM : CFD販売 DDR4-2133 4GBx2 Panram (3827yen)
  • PWR : Thermaltake TR2 450W V2 Bronze (4924yen)
  • SSD : Crucial 64GB MLCのやつ (使い回し)
  • HDD : Western Digital 2TB 5400rpmのやつ (使い回し)
  • CASE : Antec P180 mini White (使い回し)

しめて26455円。全部Amazonにて。5年前に組んだPCの中身をストレージ以外総とっかえ。前に中に入っていたのがCore i3-2100、ってプロセスルールが32nm世代なのな。古くもなるわ。動作がかったるく感じられるようになってきたのと、発熱が気になるようになってきた、CPUファンが劣化して音がキンキンしてきた、長時間電源入れっぱで使える低消費電力・静音PCが欲しくなってきた、ということで入れ替え。

CPUはPentium G4500にしようかな、と思っていましたが仕事が一段落してさあそろそろ注文するかという時に急に値段が上がりだして(Amazonだと2000円近く上がってたり)、一方Core i3−6100Tは逆にがくんと安くなって価格差があまりなくなってしまった。後者のほうが高性能(多分。マルチスレッドでは確実に)でより低消費電力、割と長時間電源つけっぱなしだし、電気代が浮く分だけで1年か2年もあれば価格差は埋まるなあ、多分また5年ぐらいこのままだし、夏場の発熱の不安が大幅に減るし、ってんでCore i3-6100Tに。タイミングが悪いようでかえって良かった。来年2月ぐらいにKabylake版のCore i3-7100Tが出るかもしれないけど、CPU部分には変更がなくGPUが少し強化されるぐらいであまり変わらないらしいので、待つ必要なさそう。

ASUSマザボちょうど同じ時期にガクッと安くなったので。定格運用だし、LGA1151でDDR4で一番安い奴にしようと思っていましたが、まさかお高く止まった(値段的に)ASUSマザボを買えるとは思わなかったです。ASRockのを買うことになると思ってたんですが。ASUSなんて使うのいつぐらいぶりだろうか。Kの今までの自作経験で、なんかおかしくなった時は、原因が何故かほとんどマザボの故障なんですが、前に使ってたASUSのもおかしくなってたなあ。買って1年半弱ぐらいで壊れたような気がする。GIGABYTEとかMSIも使って、このPCの更新前の中身はASRock。ということで4大メーカー全部のマザボを使ったことがあるのですが、色々使って一番安定していたのがASRock。ASRockって一番チープで信頼されてない(変態には愛されている)メーカーでしょうが、Kは一番信頼してるんだよねー。なので一般的には一番信頼されているASUSマザボを安値で買えてラッキー、とは必ずしも思ってないわけですが。

しかしながらこのマザボマニュアルがひどすぎる。シンプルで薄いのはいいのだけれど、各種ピンの配置や極性に関してひとつも書いてないのは大問題。ケースと接続する、特に電源やリセットスイッチがどのピンかなどはとても大事なのに、「ステムパネルコネクター (10-1 ピン F_PANEL) / PCケースのボタンやLEDケーブルを取り付けることができます」と説明するだけで、どのピンがどれで極性がどうとか一つも無し!規格が決まっているから調べればすぐわかるとはいえ、不親切がすぎる。フロントUSBなんかも頻繁に活用するものなのに、この説明書だけでは正しい接続の仕方がわからない。初めて自作する人が、ASUSが信頼できるらしいからと言ってこれを買ったとしたら、多分PC起動させられない。Kだって自作歴がそこそこあるとはいえ、何年かに一度組む程度で、マニュアルに書いててくれなきゃ正しいピンの配置や極性なんてわかりゃしませんよ。ネット環境がPC1台で、その1台を中身取り替え、なんて状況だったらここで1回詰みますな。ASUSのサポートページMB_Pin_Definition(Japanese)というピンの配置・極性をちゃんと書いた別紙のマニュアルがあるわけですが、最初からこれも入れてくれよという。ファイル名の"web_only"の文字が怒りを誘う。他の国では同梱されているのだろうか?なんか他の言語のファイルはweb_only表記がないので、日本の代理店がやらかしただけのような気もしますが。それとも他のASUSマザーボードにも、こういうピンの説明書が全く無いのだろうか。だとしたらASUSマザボは他人に勧められない。こんな全く意味も価値もない高難度要素なんてなくていいのに、なにやってんだか。

 メモリと電源は基本何でも良いのです。特にメモリ。電源は信頼できるメーカーで80+ Bronze、比較的新しい製品、ということでこれに。この電源は450W、500W、600Wのラインナップで、450Wと500Wで50Wしか差がないのに別々の商品にする理由も、その割に値段が結構違う理由もよくわからんなあ、と思っていたら、コネクタの数が違うのね。このマザボSATAコネクタが4つだけなので450Wので十分でした。

組み上げてワットチェッカーで消費電力を測ってみたらアイドル状態で23〜24W。すげ。前の中身ではアイドルで50Wとかいってました。負荷がかかる作業をすればもっと差が開きますね。電気代も下がるけど、それ以上に熱の心配がないのが素晴らしい。CPUファンの音もほとんど聞こえず、音がするのはケースファンだけ。よくよく考えたらこっちのファンは5年もののやつをまだ使ってるんでした。これも近く取り換えよう。

OSはKubuntuを入れています。前はUbuntuでした。新しいKDE5がどんなもんか、PCも新しいし重めのデスクトップでも問題なかろうということでこっちにしました。部分的に不安定というか微妙な問題が色々と言ったところですが、確かにデザインやエフェクトが美しいですし、Windowsライクで大変使いやすい。まあ、Unityよりは確実に使いやすい。ファイラーとか、なれない部分も多いのでまだ快適に使いこなせているとは言えない状態ですが、KDEプロジェクトの製品はどれもなかなかよく出来ていると思います。しかしながらたいへん大きな問題があって、付属のパッケージマネージャーのDiscoverの検索機能が全く機能しない(!)のです。どうやって公式リポジトリのソフトのインストールすんの。調べてみると同じ症状の人が結構いて、みんな結局Muonをインストールしてそれで良しとしているみたい。

sudo apt-get install muon

でMuonをいれて、これを起動してからDiscoverを起動すると、Discoverでも検索できるようになります。めんどくさ。Muonも、なんていうか味気ないし。もいっそGNOME Softwareでも入れてそっちで管理するかね。

KはPCはLinuxWindowsの2台体制で、LinuxでできることはLinuxで、WindowsでしかできないことやWindowsでするのがベターなことはWindowsで、という使い分けです。8割方Linuxでしょうか。セキュリティ方面でほぼ気を使わなくていいところや金のかからないところがいいところですな。しかしながら、Windowsはほぼ社会インフラに近く、これを前提として作られているサービスがほとんどですので、ないと困る局面が非常に多いのでやはり必要です。まあ、はっきりいってWindowsほどたくさんのことができてあれほど使いやすいOSなんて他に無いです。OSを10年もサポートしてくれるなんて他じゃ絶対ないですし、最新OS(Windows 10ね)へのアップグレードを無料でなんてAppleでは考えられない。Appleはサポートが短くて金払いの悪いユーザーの切り捨てに容赦しないし、CanonicalのUnity推進なんてWindows 8でのスタートボタン廃止が可愛く思えるぐらいひどいし。MSがどれほど良心的な企業か、MacLinuxをそれなりの期間使ったことのない人はわからないだろうなあ。Windowsに文句いってる人はほぼすべてWindowsしか使ったことのない人だろうけど、セキュリティ以外はWindowsがすべての面で勝ってるといってもそれほど間違ってはいないと思います。セキュリティだって、ちゃんとアップデートしてMS謹製セキュリティソフトとファイアウォールを動かして、Flash PlayerとJavaの自動再生を切ればまず問題ないでしょう。みんなもっとMSに優しくしてあげて……。

来年AMDのZen APUが出るので、それが出たらWindows PCを更新しようと思っています。